医師紹介・クリニック紹介｜地域に根ざした在宅医療

医師プロフィール

私は北海道出身です。医療へのアクセスが決して良好ではない土地で育ちました。いつかは地元で役に立てる医師になりたい、どのような病気や怪我にも対応できる医師になりたいと思っていました。

山形大学を卒業後、札幌の病院で総合診療を学びました。内科や外科といった枠組みにとらわれず、ひとりの患者さんの問題点を列挙しながら総合的に評価を行いました。もちろん治療には専門領域の先生に助けていただくことも多々ありますが、“主治医”として広い視野を持つことが大切であることを学びました。

また、私の故郷のような都市部から離れた地においても救世主となりうると感じたドクターヘリの研修を行うために浜松の病院へ異動し、救急科専門医を取得しました。

国内でも有数の重症患者数を誇る大阪府済生会千里病院千里救命救急センターへ異動したのは2010年です。救急医としてさらに多くの方を救いたいという純粋な気持ちからの決断でした。

大阪に来てから15年。高齢化の進行、世界的な感染症の流行、交通事故死の減少など大きな変化がありました。医療や死に対する考え方も変化してきたと感じています。私自身も『救命すること』から『救命した後の生き方』に目が向くようになりました。

2023年には人工呼吸器が必要な方や終末期の方など、医療スタッフの付き添いが必要な旅行に参加するご縁も頂きました。病気やケガによりそれまでの日常を失った方でも『やりたい』という『想い』をお持ちであること。それを支えることにやりがいを感じています。

内科でも外科でも、重症度が高くても対応いたします。もちろん私ひとりではなく、地域にいる多くの医療や介護に携わる方と協力しながらたくさんの想いを支えたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。